まず長良川についていろいろとご説明していきましょう。
長良川とは、水系としては一級水系である木曽川の水系になります。この木曽川水系ということには理由があり、実は明治治水(1887年)により木曽三川分流工事が行われるまで、木曽三川と言われる木曽川、揖斐川、長良川の3流は下流域において合流や分流を繰り返しており、その結果長良川は木曽川の支流として位置づけられていたことに起因します。
水源は岐阜県郡上市の大日ヶ岳が水源となっており、総延長166キロメートル、流域面積1985平方キロメートルの一級河川です。
長良川自体としては、柿田川、四万十川とともに日本三大清流として有名です。
その清流具合は多くの場所で評価を受けており、長良川中流域は1985年の環境庁の定めた「日本の名水100選」に選ばれています。また、岐阜県の長良橋付近の水浴場は1998年に環境庁から「日本の水浴場55選」に選ばれ、2001年の「日本の水浴場88選」においては全国唯一の河川の水浴場として認められるほどの水質を誇っています。